いまや現代人にとって「眠ること」は大きなテーマとなり、とても神経質になっています。それなのに、睡眠の場である寝室への配慮が随分軽んじられているのです。心地良い睡眠をとるための寝室、さらに、ただ寝るためだけではない大人の空間として居住性を高めることが大切です。ところが、それ以前に、睡眠を妨げられたくないという理由で別寝室を選択する夫婦が急速に増え続けています。欧米と日本では、住まいを考える基本軸が大きく異なります。
[参考]
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欧米では「夫婦」が生活のあらゆる面の基本の単位として根ざしており、家庭や住まいも夫婦を軸として維持していこうという理念があります。たしかに現代は結婚するよりも一人の方が楽しく生きられる時代かもしれません。それでもなお結婚して夫婦となり、子どもをつくり家族を営んでいこうと決めたとき、お互いに家族として、それぞれの役割を果たしていくことは自然なことでしょう。「一人で寝る方が楽だ」「夫のいびきがうるさくて眠れない」「就寝時間が違う」「空調の温度設定が合わない」などといった理由で別室にしてしまうことが多いのですが、それはいかにも安易すぎるのではないかと思います。